ニュージーランドの高校生活

この記事は「地球の歩き方ニュージーランド」コラムを全12回担当した時の第10回目の掲載記事です。

「お休みが長い高校生活」

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カレッジを日本語に訳すと短大の意味合いですが、ニュージーランドでは高校の事です。Year9~13で、日本の中2からの5年間に相当します。ハイスクールと言う学校もありますが、カレッジが一般的な呼び名です。

右の写真は息子の通っていたカレッジです。

カレッジになると親の出番が全く無くなってしまいます。まぁ日本もそうですよね。

学校(小中高)はハウスカラーと言うのがあって、決められた色に所属します。スポーツイベントなどはクラス対抗ではなくハウスカラーで対抗します。縦割りシステムですね。入学してから卒業するまでハウスカラーはずっと変わりません。

更に言うと、入学してくる自分の兄弟姉妹も同じハウスカラーになります。高校の場合はテストの結果もハウスカラーで競います。息子の高校は生徒数が2000人の大所帯なので、先生も目立って優秀な生徒と、目立って素行の悪い子しか把握できなくなります。中間の生徒たちに目が向けられなくなることをハウスカラー制度は防ぐことが出来ると説明していただきました。先生方も自分のハウスカラーの生徒200人に目を向けるわけですから、より指導しやすくなる訳です。

 

日本の場合は小さいころから、塾に通って、競争を強いて、なんだかかわいそうですが、そんな日本を知っている私から見ると、正反対のゆるーい競争のない社会、打たれ弱いと言ったイメージだったのです。しかし、それなりに競争をあおっているのだなと、ちょっと微笑ましい感じです。

小中の時はクラス替えがありましたが、高校になるとクラス替えがありません。とは言っても、自分が専攻した科目別に授業があるので、クラスの意味がないわけです。必須科目もレベル分けのテストを受けて、自分のレベルの教室に行って授業を受けることになります。

10-3お子さんの留学をお考えならば、ぜひYear9の最初の学期2月からスタートさせてはいかがでしょうか。高校は複数の中学から進学してきますし、評判の良い学校は越境枠もあります。そのため、生徒たちの絆を深める目的で、どの学校もYear9のスタート直後に1週間のキャンプが予定されています。ハウスカラーによって行き先が違っていて、趣向も違います。代表の先輩たちがすべてお膳立てをしてくれて、楽しませてくれるのです。

右の写真は息子たちのキャンプのときの写真です。

学年があがるにつれて、お勉強の度合いが強くなっていきます。Year11から毎年11月にNCEAという国家試験を受けなければなりません。そのテストの結果で大学に進学できるかが決まるだけでなく、就職する時の履歴書にもNCEAの結果(レベル)を記入します。

NCEAはNZQAが管理しています。文部省と言った感じです。

息子は現在Year11(高1)なので、11月1日からスタディーリーブ(勉強休暇)が始まります。スタディーリーブって何?って思いますよね。※この記事は3年前に書いたものです。

「自宅学習しなさい。」という欠席扱いされない日とでも言っておきましょう。

Year11 以降はNCEAのテストが11月にあるので、学校の授業がありません。しかも選択した科目のテストだけを受けるので、11月に登校するのは数日のみ、そのまま夏休みに突入するのです。要するに10月31日が学年最後の日で来年2月まで休みなのです。いいなぁ~。笑10-2