私は花のおば大生

リード「20才以上に門戸を開くオークランド大学、同級生は80歳」

女子大生と言うにはおこがましい年齢になってしまったので、敢ておば大生と言いますね。

社会に出ても勉強したいと思う人はかなりいるはずですが、私が参加したニュースタートプログラムには20歳以上という条件を軽くクリアした人達ばかりでした。平均年齢は30歳後半位、最高年齢は80歳のおばあちゃんでした。

ニュースタートプログラムはオークランド大学で年に2回あるコース、20歳以上で大学に通いたいと思っている人達を対象としています。10科目を受講し、3科目のアサインメントを提出するために、ラボに出席します。アサインメントは2000単語数以上の論文です。文字数だったら楽勝だったのに。。。笑  最後に2時間の試験があります。試験は2時間で10科目の中から、3科目の問題を選択し回答します。問題は与えられたテーマに沿った論文を1500単語数程度で書き上げることだったと記憶しています。試験会場に持ち込めるのは、筆記用具と水とスナック(キャンディーなど)です。スナックというのが笑ってしまいますよね。3つの論文を含めた総合評価がBプラスの場合は大学の入学許可が得られます。私はBマイナスだったので、学部長との面接を受け、入学が許可されました。コースの最後に卒業式のようなものがあり、その後軽食を用意してくれていて、懇談会がありました。

主席でコースを終了したのは50代後半の紳士。彼は法学部に進みました。法学部は総合評価がAプラスでないと進学できません。

その時に友人になったのは2人。1人は元看護婦さんで、スコットランド人、50歳を過ぎて、違う人生を歩みたいと思ったそうで、現在はラテン語を専攻しています。もう一人は48歳、NZ人で、テレビ局で報道のプログラムを作成しているキャリアウーマンです。彼女の息子は脳障害を持って生まれ、苦労して育ててきた経験があるのに資格がないので、カウンセラーとして開業したいという夢を持っています。現在心理学を専攻しています。

入学後、大学がバディーをつけてくれます。バディーは同じ学部の先輩数名で、メンタル面も含めてサポートしてくれます。私も自分が選択したペーパー(科目)は初年度に取得すべき単位をカバーするのか、正しい選択かを相談に乗ってもらいました。

通常なら、前期と後期で4ペーパーずつ受講して単位を取得し、3年で卒業できる見込みになります。私?私はついていくのがやっとだと思い、3ペーパーにとどめました。しかも、エッセイを書くのが無理だと実感し、無謀にもサイエンス学部に進学したのです。理由としては答えのある方が楽だと思ったから。ニュースタートプログラムで一緒だったおばちゃんやおじちゃん達は、皆さん文系に進んでしまい。建物が違うから、すれ違うこともなくなりました。それでも、大学生活は楽しかったですよ。いくつになっても勉強する人はいるものです。さぁ、次はあなたの番ですよ。