学校の寄付金集め

この記事は「地球の歩き方ニュージーランド」コラムを全12回担当した時の第4回目の掲載記事です。
リード「工夫を凝らして、寄付金も楽しく集めます」

前回学校のデシル評価についてお話をしました。ニュージーランドの学校はデシル評価の低い学校の場合、政府が運営費用を全額負担する他に、貧しい地域の学校へ、朝ごはんや昼食も支給しています。逆にデシルの高い学校の場合は、政府からの補助が出ない分、保護者へ授業料の請求をしたり、他にも様々な工夫をして、寄付金を募っています。今日は学校の寄付金集めについてお話します。
マフティーデー、ディスコナイト、クイズナイト、チョコレート販売、ソーセージシズル、金曜日のランチ、学園祭、学芸会。。。寄付金集めで頭をよぎった言葉を挙げてみました。
ニュージーランドのほとんどの学校は制服です。マフティーデーとは私服で登校する日の事ですが、必ずゴールドコイン(1ドルか2ドルの事)を持ってくるように学校から言われます。息子の通う高校の場合は、隔週の金曜日がマフティーデーで、ゴールドコインではなく、2ドルを徴収されます。学校によっては、かなり頻繁に行われます。マフティーデーの場合は学校への寄付だけでなく、集まったお金を被災地へ寄付したり、子供病院へのチャリティー活動の一端として行われることが多いようです。写真はマフティーデーの変化版、パジャマがテーマの日に登校してきた子供たちです。

4-1ディスコナイトは夕方6時ごろから、学校のホールで、ゴールドコインの入場料の他に、お菓子や、おもちゃの販売もあり、先生方が中心となって、趣向を凝らし子供たちの楽しみのイベントとなっているようです。このイベントは小学生の時だけでした。

チョコレート販売とは、チョコレート会社と幼稚園、小学校、中学校が協力して、1箱20個入りのチョコレートを1個$2.50で生徒に販売させる手法です。NZは学区制なので、チョコレート商戦激戦地区へと早変わりする訳です。子供たちがチョコレートの箱をもって、ご近所の玄関のベルを鳴らし、売り歩きます。一番のお得意さんはやはり両親ですね。
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高校になると、自分たちが労働を提供するやり方もあります。例えば、学校のスポーツチームの遠征試合のための資金を作ったり、日本への留学資金を作ったりする場合です。そのイベントに参加する生徒や選手が、アイディアを出し合って、資金を集めますが、よく見かけるのが、学校の近くで洗車の客引きをしている生徒たちです。学校の駐車場へ誘導して、そこで洗車をして寄付金を集めます。ニュージーランド人は自分たちも寄付をして育ってきているので、生徒が資金集めをしていると、喜んで協力してくれるので、お客さんも心得ているようです。また、週末のスーパーの入り口でソーセージシズルを売っている高校生を見かけます。必ず、何の目的にお金を集めていますと書いてありますので、つい買ってあげたりしています。ソーセージシズルとはフランクフルトの様な大きなソーセージを焼いて、薄い食パンにのせてくれるホットドックの様なものです。

ニュージーランドは学校の募金活動の他にも、公共団体も募金活動をやっているので、年中どこかで募金活動に遭遇します。小さい頃から、募金が生活の一部として育っていくのだと思います。